レイトン教授と悪魔の箱をクリアしたんですが、なんか色々気になるなぁということで、個人的に考察してみた記事です。
ネタバレ注意
【あらすじ 公式サイトより引用】
レイトン教授に送られてきた、一通の手紙。
それは友人であり、尊敬する師でもあるアンドルー・シュレーダー博士からだった。
―長年追い求めてきた「悪魔の箱」をついに手に入れた。ちゃんと調査が済むまで
は開けまいと思っていたが、箱の魅力にとりつかれ、我慢できずに開けてしまいそうだ。
自分の身に何かあったら後を頼む。
心配になったレイトンは、助手のルークを連れ博士を尋ねると、
そこにはすでに絶命した博士の姿が・・・。
開けて中を見た者は必ず死ぬという伝説の秘宝「悪魔の箱」。
美しい箱にかけられた呪いか・・・
何者かによる陰謀か・・・
現場から消えた悪魔の箱。
そして新たに発見された「モレントリー急行」の使用済み切符。
それは博士からのメッセージなのか?
2人は唯一の手がかりであるモレントリー急行に乗って、
ナゾを解明すべく旅に出た・・・。
★フォルセンスについて
ゲーム後半で訪れる炭鉱で栄えた街。
実際には催眠性のガスが充満しており、幻覚によって50年前の姿が再現されているだけであり、実際はすでにさびれてしまっている。
・モレントリー急行がフォルセンスを秘匿しているのはなぜか?
ソフィアの回想でフォルセンスを後にするとき列車に乗っていたので、以前から鉄道自体はあり、深まる謎リストにあるさびれていた駅はこの鉄道の駅である可能性が高い。
謎の日記からはパッポラッチがフォルセンスを出たのはソフィアよりも先であり、その期間は明確ではないがそこまで長い間とも考えられないので、その間にフォルセンスまでモレントリー急行の路線を伸ばしたとは考えづらいので、フォルセンスがさびれて廃線となった路線をのちにモレントリー急行の路線として利用したと思われる。
ここで気になるのは、フォルセンスへの行きかたである。
列車の一部の乗客を眠らせ、トンネルの中で車両をフォルセンスへ向かう繋ぎ変えている。
このような面倒極まりない方法を取っているのは何故か?
パッポラッチがフェルーゼン家の財産を求めて悪魔の箱を探したりフォルセンスに通う様子はゲームでも描かれているが、それならば車など個人で向かえばいいわけであり、もし道路がないにしてもフォルセンスに直行する汽車を個人で走らせればいいだけである。
それをしないということは、やはり鉄道の輸送力が必要ということであり、フォルセンスの存在は秘匿したいが、知っている人については輸送を行うということだろう。
モレントリー急行がフォルセンスを秘匿する理由は簡単に想像できる。
フォルセンスは催眠性のガスが噴き出す呪われた街であり、そこに豪華列車であるモレントリー急行を走らせることは(通過するだけにしても)明らかにイメージが良くない。
そのため、フォルセンス行きの路線は秘匿されているのだろう。
また、フォルセンス行きの乗客であるが、これはカティアが乗り込んでいたことからもドロップストーンの住民を対象にした可能性が高い。
ドロップストーンの先でフォルセンス行きの列車への車両交換が行われるという理由もあると思われるが、わざわざ停車するのは乗客を乗せるためではないだろうか。
事実、一部の住民は車両交換や悪魔の箱のことを知っており、それはフォルセンスから脱出した住民がドロップストーンを作り上げたからであり、モレントリー急行はかつての故郷へ戻るための唯一の手段なのであろう。
パッポラッチの性格的にそんなことをする善人のようには見えないが……。
・ソフィアの手紙について
青年のアンソニーが書いた手紙に晩年のソフィアが返信していることから、アンソニーの言う通り、悪魔の箱は人の欲に翻弄され、ソフィアのもとへ届くのにかなりの時間を要したと考えられる。
それか、ソフィアが箱の開け方を全く分からなかったか。
しかし、不可解なのはソフィアからアンソニーへの返信の仕方である。
ソフィアの手紙の内容からすれば、その手紙が書かれたのは亡くなる少し前であり、カティアは1年前に亡くなったと発言している。
返信が入っているといことは一度はソフィアのもとに悪魔の箱があったはずだが、シュレーダー博士が手に入れるまでは骨董市に流れてしまっており、ソフィア自体もその箱を探しているという不可解な現象が起きている。
アンダーソン伯爵との会話から、泥棒が入ったといった内容はなく、アンソニーもレイトンが持っていた悪魔の箱を見てずいぶん前に手放した(=50年前に手紙を入れた時)と言っていることから、悪魔の箱を紛失したのは、アンソニーに届ける最中だと考えられる。
アンダーソン家に関係する人物であれば、運搬途中に箱をどこかに売り払うなんてことをする可能性はかなり低いと考えられるため、運搬を担当した人物はアンダーソン家ともドロップストーン村とも関係がない人物の可能性があるが、この辺りの情報はないので、あくまでも予想である。
また、ソフィアが悪魔の箱を探している理由も不可解である。
ソフィアにとって大事なのは悪魔の箱自体ではなく、中身の手紙のはずである。
悪魔の箱があることでアンソニーに縁がある人物という箔はつくかもしれないが、マストアイテムではないはずである。
死期が近いのであれば、もう一通手紙を書いて信頼のできる人物に託せばいいような気もするし、カティアがフォルセンスに向かった理由もソフィアのアンソニーの誤解を解きたいという気持ちを汲んだためであり、そこまでの思いを持っていたのに誤解を解く行動を優先しなかったのはなぜなのだろうか?
それはソフィアの性格にあると考えられる。
ソフィアはアンソニーの子供を身ごもるが、領主として街に残らざるを得ないアンソニーの足かせにならないようにと黙ってフォルセンスを後にしている。
悪い言い方をすれば、自分の選択が最善だと信じ切って誰にも相談せずに実行に移したという独善的な面があり、そこに他人の気持ちは存在しないのである。
そう考えれば、手紙の入った悪魔の箱を取り戻すことが最善と考えて、アンソニーに気持ちを伝えることを優先しなかった理由もつじつまがあう。
そう考えると、アンソニーの人生はソフィアという女性に振り回されつづけたものといっても過言ではないかもしれない。
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